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2010年4月25日 (日)

24 CTU機密記録 カオス理論(上)(下)

 
 24のノベライズではなく、完全なオリジナルストーリーの第一弾(だと思う)。

 時系列的にはSeason1よりも前の話で、まだクリストファー・ヘンダーソンがいたり(あ、これネタバレだわねスマン)、ジョージ・メイソンが普通の捜査官だったりする。そして何故か(本編の24ではいざって時しかしゃしゃり出てこない)ライアン・シャペルもいる。奥さんテリーとは既に気まずいので、別居してニーナと不倫する前だろう。

 冒頭、ジャックはとある人物を殺す。そしてその捜査がろくに行われないまま刑務所に収監されてしまう。所内で特定の刺青をしたグループにあちこちで襲われるようになったことから、同部屋の囚人と脱走を試みるジャック。何故ジャックは殺人をしたのか、「カオス理論」とは何なのか、真犯人は誰なのか…その裏で、試合に負けたらとある人物を殺せと脅される老総合格闘技家…。

 一応ドラマと同じように、一時間区切りで章が切ってあるんだけど、ドラマと同じように舞台が短いスパンでコロコロ切り替わる。四行でもう次の場所、とか。
 そしてドラマ同様、一回こっきりしか名前の出てこない人とかいてとにかく登場人物の数が多すぎていちいち覚えていられない。ドラマだったらいちいち名前なんてつけなくてもいいんだろうけど、小説だからそうもいかないんだよね。

 しかしこの作品の犯人は「天才」と称される、行動が読めない上に他人の行動パターンを簡単に読んでしまう人間。それが「カオス論理」と繋がって行くんだけど、訳者の後書きには「バタフライ・エフェクト」についても触れている。

 お約束のCTU内でのごたごた(つか陰謀)もある。ここではトネー(トニーねhappy01)はあからさまにジャックを嫌っているが、最終的には彼の行動は認める。

 違和感あるのが、ジャックが上司に対して敬語を使っている点。ドラマだと一般人相手に騙す時とか大統領くらいにしか敬語使わないのが「行きますよ」みたいに言ってるのはなんだか違うなあと思ってしまう。

 あとドラマでさんざ突っ込みを受ける要素、「疲れないの? 眠くないの?」という点に関してはちゃんと描写がされていていい。結構沢山の人が睡魔と闘ったり疲労と闘ったりしている。
 あとドラマでは絶対に被弾しない(私に言わせればチートだアレは)ジャックが二回も撃たれる。満身創痍で戦うジャックというのもなかなかいい。

 小説内でジャックは結構車を乗り換えるのだが、その度に窃盗の腕が上がって行くのが笑った。

 この頃クロエはまだいないので、ジャックは主にジェイミー・ファレルと連絡を取り合って情報を貰ったりしている。ニーナはジャックの右腕的存在と解説されながらも、独自に捜査を行っている。

 とはいえ、しょっぱなから謎が多すぎて、犯人が狙ってる標的もなかなか分からなかったりして、結構イラッと来る。CTU内の陰謀はもうすぐ分かるんだけどね、ああコイツだよな、みたいな。

 時系列的にはSeason1の前だけど、少なくともSeason5まで見た後に読むことをおすすめする。クリストファー・ヘンダーソンが出てくるからね。

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