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2010年12月19日 (日)

ゴッドファーザー シリーズ(I~III)

  

 BD出てるんだな。私はDVDでレンタルで観ましたが。
 原作の小説がまずあって、んで監督はどうすっべ、という話になった時、「イタリア系だから」という理由だけで当時全くの無名だったフランシス・フォード・コッポラを抜擢したという当時のパラマウントの副社長すげぇ。しかもそれでうまいこと作ったコッポラも流石だな。

 コッポラというと私的にはどうしても(ジョージ・)ルーカスの師匠というイメージしかないんですが(すいません)、二日間かけてこの作品を観ましたが、巨匠と呼ばれるにはふさわしい監督だろうなあと思いましたよ。(もっと他のも観てから判断しろという説もある)

 この映画にアル・パチーノとロバート・デニーロが出ていることは知ってたんですが、基本この二人は絡みがないんですね。理由は後述します。

 まず一作目。ドン・コルレオーネと呼ばれるマフィアのドンにマーロン・ブランド。彼には短気な長男・ソニー、気のいい次男フレド、そして大学を中退して軍隊に入り太平洋戦争帰りの三男マイケル(これがアル・パチーノ)という三人の息子がいた。
 ドンはオリーブオイルの輸入会社を開くとともに、アメリカで政治家とのコネを作り、(イタリアシチリア島産まれでありながら)着実な地位を築いていた。だがその地区には五大ボスと言われる組織が存在し、常に睨みあいの状態が続いていた。
 そして一番マフィアとは縁遠そうなマイケルが、「ドン」になっていくまで。

 まーアル・パチーノの若くてかっこいい事と言ったらもう。

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 一応この人アメリカ人なんですが、シチリア移民の子供なのでイタリア系アメリカ人ってことになりますね。(生まれ育ちもアメリカのようですが。だから境遇はマイケルと同じってことですな) 眼光鋭いですが、ちょっとカイル・マクラクランに似てるような気がしますな。
 ちなみに今はこんな感じ。ま、御歳70ですからねえ。

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 で、ビックリなのが身長。168cmだって! キーファーさんどころの騒ぎじゃありませんな。ヘタしたら小さいおっさん扱いですよ。
 でも映画観ててもそんなことはちっとも感じないんですよねえ。(私がニブいだけ?)

 二作目、これがちょっと面白い構成。最初の作で死んでしまったドン・コルレオーネ(本名ビトー)の幼少時代から始まる。彼の父は侮辱したという理由で土地のマフィアに殺されており、その葬式の最中に長男も殺される。母親が末っ子を連れてマフィアのところに「この子だけは」と懇願しに来る。でもマフィアは「大人になったら仕返しに来る」といって母親を殺し、ビトーは逃げ、アメリカ行きの船にもぐりこむ。
 一方、新しいドン・コルレオーネとなったマイケルは冷静沈着なマフィアのボスとして見事にその地位を継いでいた。そして邪魔な敵は次々と排除していくのだった。
 アメリカに渡ったビトーは少年から青年へと成長、大人になったビトーを演じるのがロバート・デ・ニーロ。つまりロバートはアルのお父さんの若い頃の役だから、二人は絶対に絡まない、というわけ。
 「家族」を絶対のものとしてきたイタリア系の人達なのに、マイケルは次々に身内に手をかける羽目に陥る。奥さんともうまくいかなくなり、「流産した」と伝えられていたことが実は意図的な堕胎であった事実を知るとマイケルは激昂して奥さんを蹴り飛ばす。
 最後のビトーのシーンは、シチリアの例のマフィアのボスのところに部下と共に乗り込んでいくところ。ビトーは自ら復讐を果たすのだった。
 全く正反対の道を辿るビトーとマイケルの対比が見事な名作だと思います。

 まーロバートさんも若い事若い事。

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 なんかこういう写真観るとちょっとジョニー・デップ入ってるなー、とか思ったり思わなかったり。(いや、思ってんですけどね)
 この人もイタリア系アメリカ人。こだわりますねー、コッポラは。
 若い頃のビトーを演じるにあたって、デ・ニーロはイタリア語を完璧にマスターして、マーロン・ブランドの喋り方まで完コピしてたとか。(私吹き替えで観てるんで全然分かってないんですけどねw) SW新三部作でオビワンを演じたユアン・マクレガーも同様のことをしようとしたみたいですけどね。

 三作目は大分年を取ったマイケルが、家族を取り戻そうとするも非情にそれが奪われていく話。実の兄の息子ヴィンセント(アンディ・ガルシア)はマフィアとしてやっていく気満々だったが、マイケルはもうファミリーごと足を抜けたがっており、違法なビジネスをやめ、寄付もあちこちにし、ローマ法王の許可を求めるもその時のローマ法王は病に伏せっていた。(イタリアでありますから、バリバリカトリックなわけです。)

 マイケルには息子と娘がいますが、息子は音楽の道に進みたいと希望しますがマイケルは法律を学べといって反対します。が、最終的には息子のやりたいようにやらせてやることにし、息子は「カヴァレリア・ルスティカーナ」の主役を務めることになるのです。
 そこに一斉集まるファミリー達。陰でいろいろな攻防戦が繰り広げられる中、舞台は無事終わりますが、終わった後にマイケルはまた家族を失う羽目に…

 最後は高齢になりシチリアに戻ったマイケルが寿命で事切れるところで終わり。ここの部分だけ取り出して演奏されることも多い、カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲が流れます。美しい、いい曲ですよ。

 IIから20年経った設定なので、マイケルも老けこんでおります。

Godfather2

 まあ基本的にこの三部作の主人公はマイケルとして間違いないでしょう。時代の流れに連れて、商売のやり方を変えようとして行くも、復讐の連鎖は続き、マイケルの奥さんは「終わらない」と嘆く。
 何よりも家族のことを考えていた筈のマイケルが、その家族を自ら葬り去って行く。テーマソングは皆さんもご存知の通り哀愁たっぷりですが、この映画自体哀愁たっぷりなのだな、ということがやっと分かりました。

 「家族」は不朽のテーマですからね。これは確かに名作です。

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